漢字が読めるからといって安心は禁物!日本語と韓国語では同じ漢字語でも意味がまったく違う「罠」が潜んでいます。こうした「意味の違う漢字語」を把握しておくと、誤解を防ぎ、より正確なコミュニケーションが取れるようになります。
今回の単語は「追試験・追試 – 추가시험(追加試驗)」です。
発音は「チュガシホム」のようになります。
正確な発音方法については、「なるほど納得!韓国語の始まり(文字と発音):かたつむりコース(無料音声ファイル提供) Kindle版」をご参考ください。
単語の紹介
日本語で「追試験・追試」とは、病気やその他の事情で定期試験を受けられなかった学生、または不合格となった学生に対して、後日特別に実施される試験のことを指します。韓国語では「추가시험(追加試驗)」という漢字語が使われており、「追」ではなく「追加(추가)」という形で表現するのが日本と少し異なる点です。どちらも漢字語ですが、使われる漢字の構成が違うため、日本語と韓国語の両方を学ぶ方にとって要注意の単語のひとつです。
発音
「추가시험」は「チュガシホム」と読みます。「추가(チュガ)」は「追加」、「시험(シホム)」は「試験」を意味し、それぞれのパーツを分けてゆっくり発音する練習をすると覚えやすいです。「시험」の「험(ホム)」は、日本語の「ホ」よりも口を少し広めに開けて発音するのがポイントです。
説明
韓国語での定義はこちらです。
정기 시험을 치르지 못한 사람에게 나중에 특별히 따로 기회를 주어 치르게 하는 시험.
(日本語訳)定期試験を受けられなかった人に対して、後から特別に別の機会を与えて受けさせる試験。
日本語の「追試験」とほぼ同じ意味合いですが、韓国語では「追加(추가)」という語をつけることで「追加的に行われる試験」というニュアンスが前面に出ている点が特徴的です。
例文
예문1: 낙제를 해도 추가시험을 보면 학년말에는 모든 학점을 따서 진급할 수 있습니다.
(赤点を取っても追試を受ければ、学年末にはすべての単位を取って進級できます。)
예문2: 입원 중이어서 기말고사를 못 봤는데, 추가시험 신청을 했어요.
(入院中だったので期末試験を受けられなかったので、追試の申請をしました。)
예문3: 추가시험은 보통 정기 시험이 끝나고 일주일 후에 실시됩니다.
(追試は通常、定期試験が終わってから一週間後に実施されます。)
どんな場面で使う?
🏫 学校・大学で:病気や事故で試験を欠席した学生が、担当教員や教務課に「추가시험」の申請をする際に使います。
📋 手続きや書類で:「추가시험 신청서(追試申請書)」のように、公式な書類や案内文の中でよく登場する表現です。
📺 ドラマや映画で:韓国の学園ドラマでは、成績不振の生徒が「추가시험」に向けて猛勉強するシーンが定番のひとつになっています。
✏️ 確認クイズ
「追試験・追試」を韓国語で言うと?
▶ 答えを見る
✅ 추가시험(チュガシホム)
「追加(추가)+試験(시험)」の組み合わせで、日本語の「追試」に相当する韓国語の漢字語です。
関連単語
- 시험(シホム) – 試験・テスト
- 정기시험(チョンギシホム) – 定期試験
- 기말고사(キマルコサ) – 期末試験
- 중간고사(チュンガンコサ) – 中間試験
- 낙제(ナクチェ) – 落第・赤点(単位を落とすこと)
- 진급(チングプ) – 進級
韓国の文化・背景
韓国の学校教育では、試験や成績への関心が非常に高く、「추가시험」は制度としては存在するものの、日本と比べると運用が限定的な場合も多いです。特に大学入学共通試験に相当する「수능(スヌン:大学修学能力試験)」は、病気などの特別な事情がある場合のみ別室受験などの対応がとられますが、日本のセンター試験のように広く追試が実施される仕組みとは少し異なります。韓国のドラマでは、主人公が追試を乗り越えて成長する姿が描かれることも多く、「추가시험」という言葉には「もう一度チャンスをつかむ」という前向きなニュアンスも感じられます。こうした文化的背景を知っておくと、ドラマや映画のセリフがより深く理解できるようになりますよ。
学習ポイント
日本語の「追試(ついし)」と韓国語の「추가시험(チュガシホム)」は意味こそほぼ同じですが、漢字の構成がまったく異なります。日本では「追う」イメージの「追試」ですが、韓国では「追加する」という意味の「추가」が使われている点に注目してください。また「시험」は「試験」を意味する単語として非常によく使われるので、「기말시험(期末試験)」「입학시험(入学試験)」など他の複合語と一緒に覚えておくとボキャブラリーが一気に広がります。初心者の方は、まず「시험(シホム)=試験」という基本の意味をしっかり押さえたうえで、「추가(チュガ)=追加」を組み合わせるイメージで覚えると定着しやすいでしょう。
コメント
韓国語講師として韓国語を教えながら、日韓の試験文化の違いについてよく学生さんから質問を受けます。日本では「センター試験の追試」が制度として広く知られていますが、韓国の学生にこの話をすると「えっ、追試があるの?」とかなり驚かれることが多いです。韓国では一発勝負という意識が強い分、「추가시험(追加試験)」という言葉に込められた「もう一度のチャンス」の重みは、日本語以上に大きいかもしれません。
まとめ
今回は「追試験・追試 – 추가시험(追加試驗)」について紹介しました。日本語では「追試」という短い言葉で表現されるのに対し、韓国語では「追加(추가)」という語をつけた「추가시험」が使われます。どちらも漢字語ですが、構成が異なるので混同しないよう注意してみてください。次回の「面白い!!日本語と韓国語の日本語と意味が違う韓国の漢字語」もお楽しみに!この単語を使ったことがある方や、韓国の試験文化について思うことがある方は、ぜひコメントで教えてください!
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